故人様が使用していたスマートフォン（iPhone 7）とWindowsパソコンがあるのですが、ともにパスワードがかかっておりログインすることができません。
厳密に言うと、iPhone 7はパスコードでロック状態、Windowsパソコンはローカルアカウントでのパスワードでロック状態となります。どちらも同じく、最初のロック画面を通過しないと先に進めないことになっています。
iPhoneでもWindowsパソコンでも、デジタル遺品の状況は多岐に渡り、その都度柔軟に対応していく必要があります。
iPhoneだとパスコードをすでに何回も入力ミスしているとロックされてしまったり、最悪の場合は強制リセット（初期化）されることもあるので注意が必要です。
Windowsパソコンの場合は、ログイン方法がローカルアカウントとMicrosoftアカウントの2種類があり、どちらのログイン方法を取っているかで難易度が大きく変わってきます。
故人様が使っていた機器ですので、ログインに関する情報が何もない点がデジタル遺品の難しいところ。
残された情報やツールを使用して、パスワードロック解除やデータ復旧作業を進めていきます。
今回の静岡市からのご依頼も現在対応中ですが、Windowsパソコンはローカルアカウントでのパスワードロックですので、まだ解除の可能性が残されています。
一方でiPhone 7は、iPhoneもAndroidスマホも同様ですが、スマートフォンの場合はセキュリティが非常に堅牢ですので厄介です。
WindowsパソコンにもBitlockerという暗号化機能がありますが、スマートフォンでも暗号化されていますので、この点も難儀するところ。
デジタル遺品業務は成功報酬型としており、成功したときのみご請求とさせていただいていますので、まずは実機を触ってみないと何とも言えないところが多いのも実情です。100%成功するわけでもありませんし。
通常のパスワード解除＆ロック解除とは違って、故人様の情報が圧倒的に少ないのがデジタル遺品業務ですので、その分だけ時間もかかることが多くなっています。
今回の静岡市のように遠方からのご依頼も承っていますので、ご依頼の方はメールフォームやお電話でご依頼頂ければと思います。
～関連記事～
愛知県名古屋市からのデジタル遺品のご依頼｜遠方からの対応について
静岡県西部地域は出張サポート対応ができますが、それ以外になるとさすがにお伺いすることは難しく、基本的には機器一式を郵送もしくはお持込みいただいています。
iPhoneのパスコードを忘れてロックされたときの対応方法
iPhoneのパスコード解除は、かなりの難作業になることが多いです。
SONY製ブルーレイレコーダー（BDZ-EW500）故障からのデータ復旧
デジタル遺品ではありませんが、家族の大切なデータが詰まっていることには変わりはありません。データのバックアップを取っていないと大変なことになりますね・・・
